高校とってもやさしい日本史
旺文社 1188円
「高校 とってもやさしい日本史」は、高卒認定試験対策の学習書として、内容構成やレベルともに適しています。穴埋めしながら学んでいく問題集になっていますが、本文が断片的なものではなく、歴史のストーリーを重視した解説がなされているため、とってもわかりやすくなっています。
他の高校の参考書とは違い、中学の復習から解説。行間には手書き風の文字で、歴史的な用語や事件などの補足が書かれており、歴史の「流れ」や「なぜ」を理解するのに役立ちます。本当に親切な学習書で、特に日本史が苦手な人におすすめしたい学習書です。
中学校であまり歴史の時間を真面目にやることもなく、高校では日本史を選択しなかった私。あまりの日本史の知識のなさに、常日頃からモヤモヤを感じておりました。このテキストを手にして、取り組みやすさと、すっきり要点が整理された構成に満足しています。「とってもやさしい」ので、深い所までは突っ込んでいませんが、バランスよく全体を学べると思います。
1つのテーマにつき、2ページの見開き構成になっています。下記の手順(Hop!→Step!→Jump!)で勉強を進める形式になっています。
全体は第1章~第5章になっていますが、日本史A(=近・現代史が中心)で受験される方は、第4章と第5章を中心に勉強されると効率的です。
※Hop!では、テーマごとに中学で習う内容が説明されているので、日本史が苦手な人でも安心です。
※テーマの重要ポイントを修得するための穴埋め問題です。はじめから、正解する必要はありません。歴史のストーリーや因果関係(=なぜ事件が起こったのか)を理解しましょう。
※空欄に記入したら、暗記ペンなどで、マーカをつけ、繰り返し学習できるようにするとよいと思います。また、はじめから、答えを別の紙に書くなどして、繰り返し覚える方法でもよいと思います。正解はページの下部に記載されています。
※穴埋めだけでなく、高認のように正誤判断や選択問題、並び替え問題なども含まれています。