高卒認定試験合格者がセンター試験を受験するメリット。高認合格から大学合格へ。センター試験を入試として利用する大学は全体の8割以上となり、高い評価を受けており、受験生にとってもさまざまなメリットがあります。
国公立大学だけでなく、ほとんどの私立大学は、センター試験を入試として利用しており(全体の9割以上の大学が採用)、高い評価を受けています。受験者にとっても、特に高卒認定/高認合格者が受験する場合、高卒認定試験の延長上にあるような試験なので、一般入試と比べて勉強がしやすいなどのメリットがあります。
センター試験は高卒認定試験と同様に学習指導要領に基づいた出題で、マークシート方式です。つまり、範囲・出題形式ともに高卒認定/高認と同じです。言い換えれば、高卒認定/高認の延長上にあり、高卒認定/高認よりもレベルがワンランク高くなった試験のようなイメージでとらえることができます。
そのため、センター試験という土俵上では、4月から大学受験勉強を始めている一般受験生に、高認の合格者が追いつくことは努力次第で十分可能でしょう。高卒認定試験合格者が大学合格を目指す場合、センター試験利用をおすすめします。
センター試験を受ければ、センター試験を採用しているさまざまな大学に出願できます。ただし、出願する大学(学部・学科)で指定している科目をセンター試験で受験している必要があります。日本のほとんどの大学では、入学試験にセンター試験を採用しているので、一つの試験で大学の選択肢も広がります。
一般入試で受験する場合は、受験する大学ごとの対策が必要です。しかし、上記のとおり、センター試験を利用すれば、対策がひとつ(センター試験対策のみ)で、さまざまな大学が受験できます。そのため、効率的な受験勉強が可能です。
例えば、今年、センター試験を受験し、志望大学に不合格であった場合、次年度に2年分(今年と次年度)の成績を提出すると、科目ごとに得点の高い方を合否判定に採用してくれる大学もあります。総得点についても同じ方法を採用している大学もあります。
例えば地方の方が首都圏の大学を受験する場合、受験のために宿泊しなければならないことがあります。これに対して、センター試験は各都道府県ごとにいくつかの会場があるため、そのような必要がなく、時間と費用の節約ができます。