高卒認定の試験科目と合格要件

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高卒認定の試験科目

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定/高認)の試験科目は、6教科11科目(国語、地理、歴史、公共、数学、科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、英語)です。このうち11科目うち8科目または9科目を受験します。

※受験科目数に違いがあるのは、理科(5科目)の選択方法によるためです。
※科目免除制度を利用すると受験科目を減らすことができます。

※理科の選択方法により、合格に必要な科目数が8~9科目となります。

※上記の受験科目数(合格に必要な科目数)は令和6年度の第1回試験から適用されています。

教科 試験科目 選択方法
国語 国語 必ず受験
地理歴史 地理 必ず受験
歴史 必ず受験
公民 公共 必ず受験
数学 数学 必ず受験
理科 科学と人間生活 科学と人間基礎を含む合計2科目
または、
科学と人間生活を含まず合計3科目
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
英語 英語 必ず受験
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高卒認定試験の合格要件

高等学校卒業程度認定試験【高卒認定試験/高認】では6教科のうち、8科目または9科目が合格または免除で満たされた場合、合格者となることができます。なお、合格者が満18歳に達していないときには、満18歳に達した翌日から合格者となります。

「8科目または9科目」という科目数の違いは理科の選択方法によるものです。理科については、5科目(科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)のうち、2科目~3科目が「合格」、または「免除」で満たされる必要があります。

なお、各科目の合格点については文部科学省から正式な発表はありせんが、予備校の調査等により100点満点中40点で合格が推定されています。

※理科の選択については、下記の「理科の科目選択と受験方法」も参照してください。

なお、免除対象となる科目がある場合は、出願時の申請により免除されます。

一部科目の合格

高卒認定試験で一部科目に合格した場合、その科目の合格は一生涯有効です。次回以降の受験では、免除科目とすることができます。そのため、高卒認定試験では一度にすべての科目に合格する必要はありません。例えば、第1回の試験でとりあえず全科目受験して、不合格であった科目のみ第2回の試験を受験する方法もできますし、毎年少しずつ受験して、何年間かかけて、すべての科目に合格する方法も可能です。

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理科の科目選択と受験方法

理科では、「科学と人間生活」を選択した場合は、「科学と人間生活」の他、1科目を受験し、合計2科目受験になります。一方「科学と人間生活」を含めないで選択した場合(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から選択して受験する場合)は、理科として3科目を受験しなければなりません。

理科の選択・受験パターンとしては、次のいずれかになります。

  1. 科学と人間生活+物理基礎(2科目受験)
  2. 科学と人間生活+化学基礎(2科目受験)
  3. 科学と人間生活+生物基礎(2科目受験)
  4. 科学と人間生活+地学基礎(2科目受験)
  5. 物理基礎+化学基礎+生物基礎(3科目受験)
  6. 物理基礎+化学基礎+地学基礎(3科目受験)
  7. 物理基礎+生物基礎+地学基礎(3科目受験)
  8. 化学基礎+生物基礎+地学基礎(3科目受験)

ただし、免除科目がある場合は、その科目は受験する必要はありません。

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試験科目の免除

高校で単位を取得している科目、過去の高卒認定試験【高認】で合格している科目、大学入学資格検定【大検】で合格している科目、技能検定に合格しているや場合は、一部受験科目の免除申請をを行うことができます。なお、受験科目がすべて免除で満たされる場合は、好きな科目を1科目以上受験して合格すれば、高卒認定試験の合格者となることができます。


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